表現するよろこびをはぐくむ

私たちは創業以来、人とはどうあるべきか?
「正しい人格」とは何で、「愛される人柄」はどう形成されるのか?
ということに向き合い続けて参りました。

 

結果、見えてきたことは、
人はひとりひとりに個性があり、多様で、
愛があり、感謝があり、自由なアイデアがあるということ。
尊い存在になりうるということ。

 

しかし、歴史を振り返ると、
人は様々な過ちを犯したということも事実です。
人同士の問題である戦争や差別はもちろん、
地球温暖化や生態系破壊などの様々な問題も
すべて人に起因しています。

 

サステナビリティの時代は、
そうした人の在り方をあらためて問われる時代だと
私たちは考えています。

 

そうした時に、人を正しい方向に導くのは何でしょうか?

 

それはAIなどのテクノロジーの発展だけで実現できるものではありません。
ましてや、杓子定規な方法論に沿った活動でもありません。

 

人が人を、人が社会を、人が地球を思いやる愛や感性といったものは、
「表現すること」を通じてはぐくまれると私たちは考えています。

 

感じるままに、想いをかたちにすること。正解から、はみだしてみること。

 

「表現するよろこびをはぐくむ」
この私たちのビジョンには、こうした人と社会と地球に対する思いが込められています。

ぺんてるのルーツ

筆から受け継がれる技術と想い

ぺんてるの前身となる堀江文海堂は、1911年の創業。筆や硯を扱う卸売業からスタートし、やがて商品を自分たちで作るようになります。墨をクレヨンのように握り固めて使う「にぎり墨」は当時の目玉商品でした。そして、遠く1200年以上も昔から、日本人にとって身近な存在だった筆。「筆跡にはその人の個性が宿る」と考えられ、書き味の良い筆を作るには優れた職人による高度な筆先の技術が必要でした。現在のぺんてるが持つこだわりである「先っぽの技術」や誰もが使えるように「敷居を下げる」ことは、こうした先人たちの想いや技術が受け継がれたものなのです。

創業者 堀江幸夫
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創業者 堀江幸夫

クレヨンから始まる表現具への挑戦

終戦後、日本を統治していたGHQの指示のもと、学校での習字教育が禁じられることになります。後のぺんてる創業者となる堀江幸夫は、「これからは絵や音楽など芸術文化が広く普及することになる」と考えました。そこで子どもたちのために、表現を学ぶ道具を筆に代わる形で作ろうと、当時まだ珍しかったクレヨンの製造を行うことを決断。当時の社員たちとともに独学で文献を探し出して製造方法を学び、自ら装置を調達して、事業を立ち上げます。ここに、ぺんてるのもうひとつのこだわりである「色」のルーツが生まれ、いまにつながる表現具開発への挑戦が始まるのです。

日本の書の文化を支えた堀江文海堂をルーツに、戦後は日本の子どもたちのために描く教育が必要との強い信念から当社は創業しました。当社は、社会や環境の変化に寄り添いつつ、いつも「表現するよろこび」を探求してきました。

ぺんてるの理念

「表現するよろこびをはぐくむ」は、私たちがお客様、地域社会、従業員、全てのステークホルダーと交わす約束の言葉です。
この約束を果たすために、私たちは日々活動をしています。

Our Vision

『私たちは、 感じるままに想いをかたちにできる道具をつくり、 表現するよろこびをはぐくみます』
「画材」でも「事務用品」でもない「表現具」づくり。うまい絵を描くための「画材」でもない 情報を伝えるための「事務用品」でもない 感じるままに、頭の中の考えやイメージを素直に表現する・伝えるための表現具。 その「表現具」は、AIの世の中にであるからこそ、人々に必要とされ続けると、私たちは考えます。 そんな私たちの想いを、Our Visionとして表現しました。

提供価値

『正解からはみだそう』 ここでいう正解とは、私たちがいつの間にか身につけてしまった既成概念のことです。表現具は、単に仕事の効率化を可能にする道具ではなく、人々の創造する力を支え、よろこびや夢を表現するための道具です。創業以来、私たちは既成概念を超えて豊かな表現に寄り添い、多くの人の人生に色を添える道具をつくってきました。そして、これからの時代にますます必要とされる人々の創造性の発揮と、よろこびや夢の表現を道具を通じて支えるために、「正解」という名の既成概念の殻を打ち破って、チャレンジしてまいります。

行動規範

2015年に策定した「ぺんてるグループ行動規範」を日本だけでなく、全世界の関係会社に配布し、周知徹底を図っています。グローバルな事業展開を行う企業として、法令遵守に留まらず、企業倫理や道徳、社内ルール、国や地域の法令や規制の厳守はもとより、正しい行動を実践するためのものと位置づけ、グループ全体での推進を図っています。

ぺんてるの想い

トップメッセージ

トップメッセージ

表現するよろこびをはぐくむ筆記具の提供を通じて、持続可能な社会の実現を目指します。 読む トップメッセージ

サステナビリティ・ビジョン

サステナビリティ・ビジョン

ぺんてるは、多様な人々と表現するよろこびをはぐくみ、真に価値のある企業になるために、さまざまな活動をステークホルダーとともに進めています。 読む サステナビリティ・ビジョン

ぺんてるのあゆみ

ぺんてるのあゆみ

創業以来、ぺんてるは筆記具を通して、世界中の人々のの表現することをお手伝いしてきました。 読む ぺんてるのあゆみ