会社概要

ぺんてるでは、画材・消し具・マーキングペン・ボールペン・シャープペンシル・替芯といった文具事務用品を製造・販売しています。“世の中にないものを開発し、新たな需要と市場を創造する”という信念のもと、世界に先駆けて発売した｢合成樹脂を配合したシャープペン替芯｣や、米国大統領が使用したのをきっかけに世界的ヒット商品となった「ぺんてるサインペン」、人工毛を使用した毛筆タイプの筆ペン「ぺんてる筆」など、時代を牽引する画期的な筆記具類を世に送り出してきました。
今後も創業時より一貫した冒険心、アイデア精神を受け継ぎ、お客様に愛される製品を提供していきます。

クレヨンやボールペンといった“アナログの入力ツール”を生み出してきたぺんてるは、文具事業の生産設備で培った制御技術により“デジタルの入力ツール”の開発・製造も展開しています。
コア技術の静電容量結合方式を活用した液晶画面上に文字や絵を描く液晶ペンタブレットを開発し、特にプリントシール機のらくがきに使われるペンタブレットは、長年高いシェアを誇っています。また安定した動作の静電スイッチは、電化製品や操作パネルなどにも広く採用され、今後も身近で使いやすく夢のある入力機器の開発を目指しています。

文具の研究開発・生産により培ってきたぺんてるの技術やノウハウを活用して、さまざまなメーカーの製品開発・製造を受注することを目的に誕生したのが、化成品事業です。
ペンの機構とタッチ感にこだわりを持つぺんてるならではのペン型化粧塗布容器は、世界の化粧品メーカーから信頼が寄せられ、世界トップクラスのナイロン毛加工技術を活用し、化粧筆などの製品開発をサポートしています。
また、医療業界でもぺんてるの技術を活かした製品をご提供しています。製品の機構設計から商品化・量産化に至るまで一貫して担い、厳しい品質基準をクリアした安全性の高い医療用部品や容器を納品することで、お客様の優れた製品の開発をサポートします。

ぺんてるは「自社製品は自社製設備で」をポリシーとし、文具メーカーとして他社に先駆けて生産ラインの自動化を進め、生産性の大幅な向上を実現しました。製品だけでなく、生産設備の設計・開発においても豊富な実績を誇り、これらを活かして始めたのが機設事業です。
現在では文具製造のための社内設備だけでなく、他社向けの産業用生産設備を幅広く展開。部品の組立や検査を行う自動組立機をはじめ、独自開発の産業用ロボットを搭載した自動インサート成形システムや、画像検査装置といった製品群は、機能性はもちろん、使いやすさにおいてもお客様から高い評価と信頼を得ています。
自動車部品分野や医療分野など幅広い業界において、今までに約2,000システムもの生産設備を開発・製造しています。