当社では電力をはじめとしたエネルギー消費の削減や、再生樹脂の活用、廃棄物削減などによりCO₂ 排出量抑制に取り組んでいます。また国内3工場では、毎年CO₂排出量削減目標を定め、全社一丸となってCO₂排出量削減のための取り組みを進めています。

※東京電力エナジーパートナーのCO₂排出係数(調整後)を使用

省エネルギーへの取り組み

2010年の省エネ法改正により当社は特定事業者、茨城工場は第二種エネルギー管理指定工場※に指定されました。国内3工場では、消費電力の少ない製造設備の調達・切替、製造工程の効率化に取り組んでいます。吉川工場では蒸気配管や替芯乾燥機の改善、茨城工場ではコンプレッサー(空気圧縮機)の運転効率化で、消費電力削減を進めています。また、リアルタイムで電力消費監視を行い、計画値を超過しそうな場合は、使用抑制措置を行っています。

 

※第二種エネルギー管理指定工場
年度のエネルギー使用量が原油換算で1,500kL以上3,000kL未満の工場・事業所は、「第二種エネルギー管理指定工場」に指定されます。

水資源使用量の削減

茨城工場では、水の使用量、排水量を継続的に管理しています。製造設備の冷却水の循環利用や節水などの取り組みにより、使用量の削減に努めています。

廃棄物の削減とリサイクル

当社ではゼロエミッションを目指し、徹底した無駄の排除による廃棄物の削減とリサイクルの推進に取り組んで います。
茨城工場では2010年度のリサイクル率が99.7%でしたが、埋め立てせざるを得ない廃棄物となる材料を使用しない設計に変更することで、2011年度以降は継続してリサイクル率100%を達成しています。
また、流通段階を終えるとほとんど廃棄される梱包材については、従来のダンボール箱から再生紙の折箱へ切り替えたり、折り畳みコンテナを使用することにより、廃棄物量の削減を進めています。
さらに、お客様が使用する時にゴミとなる製品パッケージは、すべてリサイクル材を使用しており、専用設計を行うことで無駄を省き、使用材料の少量化も進めています。

 

ゼロエミッションの取り組み

  • 廃棄物の分別収集およびそれによる有価物価
  • プラスチック廃棄物の高炉原料化、セメント材料へのリサイクル
  • 生ゴミのコンポスト処理
  • 廃蛍光管のリサイクル