仕事と家庭を両立させるためには、所定労働時間の適正化はもちろん、部署や職種にとらわれずに制度を活用できる環境づくりが大切です。
現在、産休・育休取得率は、およそ100%となっており、さらに職場復帰後も、約半数以上の方が育児のための勤務時間短縮制度を活用しています。介護休職については、要介護状態にある家族を介護する必要があるときは通算93日まで取得することができます。なお休職中は、リモートアクセスサービスを通じて自宅からでも情報を共有するとともに、相談にも随時対応できる体制を整え、仕事と家庭の両立、働く環境の整備に努めています。
また、アフター5を充実させるために、社内のクラブ活動を支援しています。2022年度は、22クラブがさまざまな形で活動しています。また従業員個人参加で市民マラソン大会などにぺんてる製品の仮装で参加しており、ぺんてるらしさを発揮しています。このような活動が風通しの良い社内コミュニケーションの拡がりにつながっています。
会社と社員の相互理解を深め、公平性、納得性のある処遇の実現と、将来の自己実現の一助となるよう、自己申告制度を実施しています。面談希望者とは人事部門責任者が必ず面談を行い、仕事内容、能力開発、配置・異動に関する社員の意見や希望を人事部門に直接伝える仕組みがあります。
2006年度より定年退職者の再雇用制度を導入しています。2013年の高年齢者雇用安定法改正に伴い、希望者はぺんてるグループ内で再雇用されることとなり、2022年度は定年退職者のおよそ80%が再雇用制度を利用しました。定年後の生活の安定を図るとともに、長年当社で培った経験やスキルは技能の継承や後方支援などで活かされています。
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海外トレイニー制度とは、企業の中で将来海外拠点に赴任する可能性の高い若手社員を選抜し、「トレイニー」として一定期間、自社の海外現地法人へ赴任させる制度です。当社でも海外出向者向けの研修制度と合わせて海外トレイニー制度を運用しており、制度利用者は将来の海外部門を担う人材として育っています。