品質保証体制

当社は、「優れた品質の製品であれば、国境や人種に関係なく世界中のお客様にお使いいただける」との信念のもと、絶えず世界最高品質の製品を目指して品質保証活動を行っています。現在は、品質保証委員会を核に、安全性タスクなどの活動を行い、全社的な品質管理活動を実施しています。品質保証上のステップを明確にし、その役割を認識したうえで、全体として品質保証を効果的・効率的に実践するためのシステム(体系)を考え、その最適化を図ることにより、お客様に満足していただける製品を追求し、生産し、保証しています。
1976年には文具業界で初めてデミング賞~{※1} 実施賞を受賞し、現在は国内の全工場、海外の主要な生産拠点においてISO9001~{※2}認証を取得しています。

1995年

茨城工場

吉川工場

1998年

電子機器事業部

1999年

機設事業部

台湾 台北工場

2007年

インド工場

2009年

メキシコ工場

2015年

タイ工場

ISO9001認証取得状況

※ 1:デミング賞
戦後の日本に統計的品質管理を普及させ、日本製品の品質を世界最高水準に押し上げる大きな礎となった故デミング博士の業績を記念して、1951 年に創設された総合的品質管理に関する世界最高ランクの賞です。
※ 2:ISO9001
品質管理および品質保証のためのISO(国際標準化機構)規格として1987 年に制定されました。

 

化学物質規制への取り組み

近年、RoHS 指令~{※3} やREACH 規制~{※4} など、製品に使われる化学物質に関する規制が強化されています。当社では企画・開発段階で、販売する各国の規制内容に基づき、各規制の化学物質の確認を実施し、JIS 規格はもとより、ISO8124-3~{※5} やRoHS 指令に準拠した社内基準で品質設計を行っています。特に製品に含有される重金属に関しては、企画・開発段階はもちろんのこと、設計変更の際には、ICP 発光分光分析や蛍光X 線分析などにより確認を行っています。

 

※ 3:RoHS 指令
電子・電気機器における特定有害物質(鉛、水銀など6 物質)の使用制限についての欧州連合(EU)による指令です。
※ 4:REACH 規制
欧州における化学物質の総合的な登録・評価・認可・制限の制度です。
※ 5:ISO8124-3
国際玩具安全基準のパート3。重金属8元素に対して溶出量の基準が設けられています。

ICP発光分光分析
拡大
ICP発光分光分析
蛍光X線分析
拡大
蛍光X線分析